アルバム感想(温)

My Favorite Music

2022年音楽まとめ

2022年のベストアルバムはここ!!!!

 

ベストアルバムに対する簡単なコメント↓

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月間ベストアルバム

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1年間で選んだもの↓(順不同)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


#AppleMusicReplay2022

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2022年ベストソング

Ólafur Arnalds - "Loom (Sunrise Session II)"

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もうこのブログ上で何回も言ってて恐縮なのだけど、この世で最も嬉しいこと・幸せなことが何か考えるときは、この世で最もツラいこと・苦しいこと・しんどいこと・悲しいのことの対極を考えればいい気がする。私にとって最もツラいのは、多分死に対する恐怖。それは強盗犯とかに安全装置の解除された銃を突き付けられるとかもそうなのだけど、それ以外にも、例えば社会的にも精神的にも自立していない子どものとき、両親からの支援がないと生きていけない子どものとき、母親と父親の喧嘩を目撃するようなこととかもそう。自分の中のかけがえのない二人の味方が敵対して、自分の中で心が真っ二つに割れる感覚のような、そういった精神的な傷によるものも大いに含めた、死への恐怖。それは親の喧嘩の例を持ってきて考えるのなら、自己の人格を根本的に拒絶されるようなものは全部死に対する恐怖である気がする。だから私は、そういった人格否定含めた死の恐怖の対極なもの、「大丈夫」とか「まだ生きてていい」とかいう安心、心の中が満たされること、"死んでもいい"とすら思えてしまうそういった安らぎの類の全般が、この世で最も幸せなことの一つなのだろうと思う。

音楽の感情的な作用は、心の存在を自覚させる。「自分は心を持っているんだ」ということを認識させる。それは「私はまだ生きてる」の「大丈夫」という安心の、絶対的な確信に繋がる事実だと思う。もちろん結局は個人がどれだけ信じるかだから、音楽が全人類に対して効力を持っているとは思わないけど、逆にそれを信じられれば信じられるほど安らぎは強くなるはず。だから、音楽の感情的な作用が信じられるような、もっと信じたいと思うようなもの、例えば神秘的であればあるほど、例えば美しければ美しいほど、その"音楽による命の実感"というのは巨大な安らぎになるのだと思う。Ólafur Arnaldsのこのライブ音源は、オーケストラであることの生音のリアルな生命力と、アイスランド的作家性の清澄な音景のメロディーと、ホールの音響的による僅かな静寂の余韻と、全てにおいて、その音楽の感情的な作用を、「もっと信じたい」と思うものだった。

Loomは旋律のフレーズの形があまりにも美しいと思う。階段状の形が四つに浮遊しながら、ワルツのような円形の上昇を見せるフレーズ。それは波のようにとても自然的な存在で、だけど豊かな表情を想起させる多様な変色も持っている感じがする。小節ごとに喜怒哀楽を見せるように、何度も何度も僅かな感情の変化を表す。それらがダイナミクスを移し、楽器のキャラクターを交換し、バッキングによる背景的なところまで違いを生み出していく。Loomはもともとエレクトロニカ仕立てのトラックだったはずだけど、個人的にこのフレーズはオーケストレーションが本当に嬉しい。耳を使う範囲がとても広い曲で、僅かな変化をここまで深く堪能できる。フレーズそのものの自然的で人間的なところも生音が似合ってる。もともとLoomがバチバチに名曲なわけだけど、オーケストラ再現の生音版であるこのLoomは、私に響く威力的なところがもはや格が絶大だった。

音楽で自分の命をもっと感じたい。感情的な作用によって自分の心をもっと信じたい。そんな中アイスランド音楽特有のクリアネスは、私の心の穢れを払うような浄化の影響を持っている。音を受けることに、体内にあるものを剝き出しにする透明化まで感じる。Ólafur Arnaldsの出す全ての音に魅せられるけど、この曲のフレーズはその他とは異なっていた。あまりにも、あまりにも美しいと思う。フレーズを堪能して、透明化を感じて、自分の心のことをうんと信じる。これほどの安らぎが果たして本当にありえるだろうか。そう思いながら映像としてライブを観て、窓の外の海と、街と、スタジオの空間と、全て一体にしたそのフレーズを得て、全て真実なのだと認識する。涙がボロボロ止まらなくなる。2022年のベストソングは、私の中でこれだと思う。

ちなみに余談なのだけど、この音源がリリースされたのは4月の中旬で、GW連休のときも私は彼のこの曲ばかり再生していた。その頃ちょうど恵比寿でミューンが一週間限定で先行上映されたタイミングで。私にとって、5月頭の、恵比寿の東京都写真美術館と、雨模様の空と、ミューンの物語と、Ólafur Arnaldsのこの作品が脳内で一貫して結びついていた。2022年も思い出がモリモリすぎてたけど、この思い出が1番かもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年ベストライブ

Black Country, New Road - Turbines/Pigs [FUJIROCK] LIVE 2022

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「2022年下半期『月間ベストアルバムTOP10』から漏れてしまったベストアルバムTOP10」感想

毎月お気に入りアルバムをまとめてた中で、月間ベストから漏れたやつ&あとあとよさに気付いたやつ&普通に見逃してたやつのTOP10(2022年下半期)

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10. Jeanne Laforest - "Puisque les heures nous manquent"

フォーキーな原風景に映画みたいな重厚さ、息を呑む絶美を訴えるオーガニックなアンプラグドのオルタナ...もう叫びたくなるくらい好きなやつ。。。笑。固有の感性とオルタナらしい無限のプロセス、世界観の深さが感動を断固たるものにしてた。M3,M4とかがめちゃめちゃ神曲だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9. Gator Preserve - "Lrl002 - EP"

ブレイクコア的な音の粉砕、その激しさを支配するためのミステリアスなアート性、それら全て完璧に体現する超絶的にハイなダンスのグルーヴ...。こんなことされたら発狂してしまう。もう頭おかしくなるくらい素晴らしかった。今年も色々テクノ聞いたはずだけど、ここまで熱狂したやつはなかったかも...爆音であと何百回も聴きたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8. Polly Paulusma - "The Pivot on Which the World Turns"

フォークのカラッとした陽気の中で楽曲に込めた思いが切に響くとき。アコースティックの爽やかな恵みとダイナミクス豊かなエモーショナルさ。本気出して制作したのが伝わる、抜け目の一切ない名作だと思った。風に溶けてくようなこの音色にいつまでも恋焦がれてる。ジャケまで凄まじく好き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7. Disheveled Cuss - "Into the Couch"

フォーキーな温熱とメランコリックな低温が優しく呼応する奥ゆかしき情感。90sインディー系の素朴と洗練が詰まった、心惹かれるようにメロディックオルタナのやつ。私の大好きメーターが限界行ってしまう。ドリーミーでふわふわなのにロックでしっかりグッとくるとか、もう絶対最高じゃない??笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6. Ayka - "Eleven - EP"

内に秘めたファンタジーを打ち明かすベッドルームポップのとっておきの時間。心くすぐるようなカラフルなときめきと、ローファイで僅かに色褪せた感情と、それら胸一杯になる想いを彼女と共有していく。こんなにも素敵なのかってもうコテンパンにされてた。尋常じゃないくらい名EPだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5. Jockstrap - "I Love You Jennifer B"

ジョージアのクラシックセンスとバリバリトリッキーなエクスペリメンタルスキルの反応...。ポップとしてのワンダフル力がとびきり高くて、音楽の存在が本当に心に響く。。。笑。めちゃめちゃスペシャルで大好き。音楽の感度も快楽も精巧に高めるための実験性の感じ、異質なまでに素敵だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4. TSHA - "Capricorn Sun"

クールなグルーヴでバチバチにカッコイイのにホットで気持ちよくてカラフルに超幸福、、、ベストから漏れて本当にごめんって思ってる(TT)笑。ビートの小気味いい快感、ピコピコ音の感光、ボーカルの乗っかり方...マジでどんだけ最高なんだろうってなってた 笑。今後の活動もずっと応援する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3. King Princess - "Hold On Baby"

ときめきの心的影響に尊さが含まれるということの至上な悦び。。。リッチであることとポップであることが特性を落とさずに共在する作品ってほんとにほんとに大好きなの、、、笑。それらの特別さを一発で叶える翼の存在が心の奥まで焼き付いてる。M4の神さが私の中で限界超えてた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2. Snow Coats - "If it wasn't me, I would've called it funny"

元気フルチャージのエモ/パワーポップなのにさりげなくセンチメンタルなやつってもう100%最高な気がする 笑。明るくかっ飛ばす中でクリーントーン製の風が胸に切なく吹く感じ。その爽やかでピュアなアタックがほんとにほんとにエモーショナル...!笑。全曲メロディーのフックがたまらなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1. Marble Sounds - "Marble Sounds"

 静寂や透明色についてのピアノ。雪の降る海の景色を見せるように、凛とした美しさのどこか北欧の世界に連れてくように、私の中の清澄な感性を限りなく深化させる。ここがこの世で私が一番行きたい場所。人生で一度は行ってみたいそこに、彼の曲で手が届く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「2022年12月ベストアルバムTOP10」感想

2022年12月の最高に大好きだったやつTOP10

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10. Itoa - "Oh No (feat. なかむらみなみ)"

 民族打楽器による儀式的なムード、エレクトロニカならではの冷血な性質のダンス...危険じみたゾクゾクと安定感のある楽しさを共通させるって本当に素晴らしい、、、笑。フットワーク系のハイテンポさで密かに興奮を秘める描写が世界観的にめちゃ完璧だったと思う。私的には前半曲を推してる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9. Lipsticism - "Two Mirrors Facing Each Other"

ときめきも幽玄さもどちらも犠牲にしない属性値最大みたいなドリームポップのやつ...笑。強烈な引力の幻想性なのに安らぎを力強く放つカラフルなフィーリング、作風を一発で認知した瞬間私の大好きが100%爆発してた 笑。ポップ好き、アンビエント好き、二方向から愛される秀作だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8. River Tiber - "Dreaming Eyes"

心奪われる恍惚が過剰なレベルに達したときの瞳。陶酔ネオソウルのディープなロマンスに取り憑かれた”Dreaming Eyes”。前作Indigo (2016)とか素晴らしさが半端なさすぎてたけど、今作も心温まるスウィートネスが至高でほんとにほんとに素敵だった 泣。アンサンブルのスケール感、センシティブな情緒を表す透明感、もうめちゃめちゃに大好き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7. Twin Oaks - "Strangers"

夢想的な音響に眠る世界で微かに鼓動する感覚。暗闇に辛うじて残る明かりを最期まで捉えるように、歌がずっと何かを信じていた。心奪われる性質が本当に半端ない。美しさの威力が重々しくて感動が果てしなかった。燈火を心情的に示したようなジャケの素晴らしさが神がかってると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6. A. Wesley Chung - "Portents"

ロック化による音楽のグレードアップ、彼の場合はカントリーに対して雄大な音景や満たされる趣に適用しまくってるみたいだった。M1からぶっ続けに心打たれてる 笑。グルーヴはノリノリにさらにハピネスを高めて、風情の感動はもっと巨大化...私のツボにドストレートまっしぐらだった 笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5. Della Zyr - "모호함 속의 너 Nebulous You"

シューゲイザーの穢れなきノイズで初めて得た快感の懐古、シューゲイザーの夢幻そのものがもたらす懐古、心惹かれるものが何重にも深くなる。その体験は、私がこの先もシューゲイザーを愛することを決定づけるものだった。何もかもが素晴らしい。この先も追いかけ続けたいアーティストの一人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4. White Lung - "Premonition"

ドラッグ系音楽の中でも覚醒タイプ...彼女達のこのパンキッシュ×サイケデリックにビリビリくる刺激のやつほんっっとに最高...!!泣。今作は前のめりにアッパーで攻めまくる超アツい曲が勢ぞろいな感じ、もう栄養剤みたいにしてずっとチャージしてたい 笑。時折ポップなのマジでずるかった(TT)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3. Park National - "I'm Here and This Is Real - EP"

青春系エモに含まれてるグッとくる成分を抽出しすぎてて泣き叫びたくなる内容だった、、、笑。ガツンとくるギターのアタック、センチメンタルな風通し、それらを最高効率で繰り出す圧倒的フックのメロディー。。。私が発狂したくなるくらい大好きなやつ、「よくできすぎだよ-!!泣」って聴いてた 笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2. XAO - "Wirehead"

もし音楽がある意味で生命体なのなら、音楽家は神に敵う創造主。これは細胞や神経を精密に構築するような、肉体にまで魂を運ぶような、私にとってそういう業だった。それを想像するとマインドが機能しなくなる。感情的に死んでしまう。それは紛れもなく命を持っていることの実感だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1. Pet Shimmers - "Anon Playable Cloud"

 比類なきマジカルさとエモーショナルさが及ぼす多幸感爆発。メルヘンチックでスウィートに、アッパーでエネルギッシュに、そしてこれでもかってくらい愛おしくセンチメンタルに...今作も私の空間目一杯に、その不滅の遊び心と魔法性を全開にしていた。ほんとに感無量すぎる。M5とかメロが神すぎて涙腺ぶち壊れそうになってた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「2022年11月ベストアルバムTOP10」感想

2022年11月の最高に大好きだったやつTOP10

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10. Sault - "11"

『世界があなたを壊したとき、愛のためにどう戦うの』、スタジオメイキングらしさがよく表れた今作は、私に一つの居場所をくれるような作品だった。ブルージーな恍惚、心を許すダンス、彼らの祈りが手に取るように届く。今作も大好きで大好きでたまらない。M5やM7、メッセージを全て享受する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9. Phoenix - "Alpha Zulu"

フレッシュでスウィートな色が満開に咲くPhoenixのとっておきの多幸感。。。爽やかロックに華やかシンセポップ、最高と最高がずっと連鎖して胸の中で思い切りバーストするの、M2とかM4とか今作もマジで無敵のPhoenixだって思った 泣。ゆったりダンサブルの曲も聴けば聴くほど好きになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8. Humour - "pure misery - EP"

パンチのあるパンクなのにどこか音が泣いてる気がする。激情を訴えるのとは違う、混沌に狂っていくでもない、悲しみが我慢できなくなって溢れ出すようなエモさ。素晴らしぎて本当に本当にヤバい。バッキングでそれをさりげなく持ってるとこに感動が止まらなくなる。マジでもっと聴きたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7. Bonnie Kemplay - "Running Out of Things To Say, Running Out of Things To Do - EP"

夢を思い描いたり、寂しさを人一倍感じたり、ピュアで多感であるほど感傷が倍加するということ。フォーキーに沁みて、かつベッドルームポップで素敵にチルい。もう好きって思えるところしかなかった。音楽の持つ感情量に沿うマジックアワーの空色、突き詰めてとことん傑作なEPだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6. Daniel Avery - "Ultra Truth"

ダークなアトモスフィアのの向こう側にある暗黒の相対。脱出できないような残響、崩壊を告げる重低音ノイズ、それらを描くほど解放的な観念が露になる。鳥肌が収まらないほど美しい。電光のビートが私をその境地へ連れて行って離さない。その興奮と快感は正気を失うような感動だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5. Personal Trainer - "Big Love Blanket"

メンバー7人でワイワイしながらアンサンブルするという最っっ高にハピハピしてるやつ、、、ちょっとこれ好きすぎて思いっ切りツボなバンドだった 笑。ガツンとくるパンク系から不意に可愛くときめくポップになったり、トリッキーに抜けてるとこがキャラのよさを何倍にも高めてた気がする 笑。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4. Ninajirachi - "Second Nature"

バイオエレクトロニクス的テーマを描く近未来型エレポップならではの異次元的で尋常じゃないワクワク、、、泣。ポストハードコアなアプローチのアバンギャルドでスリリングなハイを得ながら、彼女のスペクタクルなワールドに飛び込みまくるこの興奮よ、、、(TT)笑。私が絶妙にハマる作品だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3. Soft Blue Shimmer - "Love Lives in the Body"

何かを祈るような星団のシューゲイザー。深厚な想いを満天に広げて描くような、胸が引き裂かれるほど素敵なもの。あまりにも名盤すぎてもうとびきりにヤバい。至高にドリーミーで、耐えられないくらい切なくて、それでも私はこの願いの一部になりたい。身が焼けそうなくらい大好きだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2. Weyes Blood - "And In The Darkness, Hearts Aglow"

誇り高きバロックポップが貫く普遍的な人生の勝利。ホープフルな感情のハーモニックな激化が、私の中で死んでいた希望を豪快に蘇らせる。彼女にはそれができる。M2とかやっぱり嬉しくて、今作も一生好きな一枚だと思った。くじけそうな時、クリスマスシーズン、聴きたい時がいっぱいある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1. Smut - "How the Light Felt"

心に訪れるのはドリーミーな雪解け。淡く澄んだ色の、綺麗な光の響きの、胸が温まる確かな熱をロックする。あまりにも神すぎて目ん玉がもげそう。私の何かの限界がぶち壊れるくらい好き。この解放的な浮遊、ホワイトな性質、バンドの格好、アートワーク、1から100までことごとく愛してる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「2022年10月ベストアルバムTOP10」感想

2022年10月の最高に大好きだったやつTOP10

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10. Daphni - "Cherry"

エレクトロニカで甘くとろける”という上品な酔い。。。なんて最高なエクスタシーなんだろう、、、ってデレデレに惚れてた 笑。つややかなのにソフトなサウンド、その甘美さを活性させるような高揚を含むダンス、11曲目みたいにピアノが最強の曲とか完璧なまでに素晴らしい...!って思ってた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9. girlpuppy - "When I'm Alone"

幼気な甘酸っぱいポップ、ほろ苦い大人の味が出たカントリー、煌めくギターと歌がそれらの想いを一つに結んでいく。本当にとてつもなく素敵なアルバムだと思う。豊潤なフィーリングを彩るロックの中で儚さや切なさが溢れ出すようなエモーショナルさ。もう耐えられないくらい好き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8. Frankie Cosmos - "Inner World Peace"

心が軽くなるFrankie Cosmosのほっこり100%ワールド。取るに足らない日常の平和に思いを寄せるみたいに、特別ドラマチックでなくても音がキラキラ輝いていく。その飾り気のないありのままの素敵をロックする。マジでヤバいくらい大好き。今作は彼女達の個性が1番ストレートに発揮されたような、史上最高な1枚だった気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7. Plains - "I Walked with You a Ways"

KatieとJessの音楽観が重なったときに発揮される本気カントリー。。。アコースティックの音響が与える地平のビジョン、それに付随する親密な温もり...圧倒的なまでに純良で大好きで大好きでたまらなかった。この作品で私は最高の平穏を手に入れられる。円盤がめっっっちゃ欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6. Disq - "Desperately Imagining Someplace Quiet"

ギターが咆哮したりお構いなく突撃していったり、本格的に超パンクなのに、音楽鳴らす中で厚い熱い人間味を感じさせるというね(TT)...あまりにも好きすぎてしんどい...笑。キレッキレな中にホープフルなハートランドロックみもあるキャラ。待望のフルレングスは抜群に最高な1枚だった 笑。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5. Taylor Swift - "Midnights"

心を燈す光属性の夜想曲。安らぎをもたらす純粋で聖なるもの。テイラー産のベッドルームポップっていう印象なのだけど、”folkloreとevermoreを経た上で1989のプロデューサーと再タッグ”とかいうコンボが炸裂してる作風なの、もうどこまで神なの??って思う。マジで壮絶にヘビロテしたくなる、ありえないくらい最高な1枚だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4. The 1975 - "Being Funny In a Foreign Language"

現実がどれだけ残酷で悲しくても、それに勝てるくらいの悦び。ときめきで胸が張り裂けそうになるくらいの幸せ。ポップ力もカラフルさもスケールも、今作ハピネスの威力が尋常じゃないって思う 泣。心がジンジン痛むまでそれを受け取ったから、鑑賞後は生命力湧き立ちまくってた 笑(ありがとう)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3. Alvvays - "Blue Rev"

キラキラしたピュアネスがロックンロールで加速する。ドリームポップのカラフルな景観にロックのパワフルな演出で、もっともっと絶景が生まれる...。もう素敵さが神がかってるって思う 泣。半端ないほど大好きで息が詰まりそう。彼女達のオーロラを心に広げてる間、私は本当に無敵になれるの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2. Norio - "Somebody"

記憶は幻覚みたいにあまりにも美しい。子どもの頃なんとなく心に残ったことも、誰かの優しさを信じた瞬間も、胸が潰れそうな夜も、どれもこれもかけがえないほど美しい。この壊れそうな幻覚の音芸術は、そうやってこれまでの私を大切にしていた。孤独だったあの頃も、この音楽が愛していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1. Skullcrusher - "Quiet the Room"

ディープなフォークが呼び起こす純真なる夢想と童心。夜の世界、記憶の世界、ここじゃないどこか遠い場所の景色。消えそうに在るそれを手離したくなくて、涙腺がギタギタになるみたいに泣いてしまった。大切な思い出にアクセスするためのかけがえのない方法。凄まじいほど美しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「2022年9月ベストアルバムTOP10」感想

2022年9月の最高に大好きだったやつTOP10

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10. Alex G - "God Save the Animals"

感傷の影とキラキラした光が重なるAlex Gの音景。センチメンタルな感化をのんびりとしたフォークロックで及ぼすことの底知れないエモーショナルさ。バンドスタイルの充実さが活きたM2とか、今作も最高に最高なAlex Gだったと思う 泣。秋に共鳴しまくる風情、日常的に摂取したいロック系のモチベーション、今作もめちゃ愛してる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9. Courting - "Guitar Music"

命震わすみたいに音を爆発させたり、バグりながら狂っていったり...なんて最高なパンクなんだろう。。。クールに決まってるのにハジけ方が桁違いというか、攻めるところはぶっちぎりに攻めてて本当に楽しそう 笑。その中でM6とか明るい曲調のが炸裂されると嬉しくて机バンバンなる 笑。今後も是非是非この勢いに乗って欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8. Crack Cloud - "Tough Baby"

今作も無制限のカオスで希望と絶望と私のこと翻弄しまくってくれた 泣。悪魔的な編成にシネマティックな曲想、「アートの本質は混沌なんだぞ」とリスナーに叩きつけるようなゾクゾク...素晴らしすぎて感無量だよ...(TT)笑。鑑賞密度が圧倒的な感じですごくレコードが欲しい。M5のインパクトやばくて1番鳥肌がバーストしてた 笑。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7. Lande Hekt - "House Without a View"

クラシカルなインディーロックが所有するありのままの陽エネルギー。何かネガティブな要因も彼女の朗らかなフィーリングの中で溶けてなくなっていく。純粋にシャイニーでいてくれることが、これほどまでに力強くて、頼もしくて、そして嬉しいなんて。秋にかけてどれだけ心が沈もうとも、本作があれば私は絶対に大丈夫だから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6. The Beths - "Expert In A Dying Field"

ドライブンなロックンロールにウルっとくるセンシティビティ。何か励まされるようなエリザベス達の陽気さが音楽に力強く豊かに作用して、私にパワーポップ以上にパワーポップなハピネスを叶えてた。ほんとにほんとに好き。。。笑。気分をリフレッシュする特効薬としてもヘビロテな作品。涙が出るくらいよかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5. Mamalarky - "Pocket Fantasy"

ジャジーなスキルとかチルみたっぷりのバイブスを半端なく発揮するまったりソウルフルのママラーキー(TT)(TT)。前作とか超絶にお気に入りだったけど、メロのフックといいアレンジ幅といい、今作もそれに負けないインパクト......もう好すぎてお腹突き破れそう、、、笑。いつか来日してほしい(願)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4. Sigur Rós & Formless - "The Art of Meditation (feat. Paul Corley & Alan Watts)"

Sigur Rósの”ありがとう”の本質、East Forestの手で触れられるくらいのクリアな感覚。美しいものが美しいほど、私はそれに直接的に愛される。不安や緊張が全て消滅するようにして、心の底から究極的に満たされる。M1を聴けるのが本当に嬉しい。M2は泣きすぎて呼吸ができなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3. Whitney - "SPARK"

ジュリアンの妖精ボーカルを昇華させるクリスタル化したビジョン。フレンドリーに寄り添ってくれるカントリーのルーツを崩さずにWhitneyの愛を宝石にしたみたい。1曲目から感情がぐちゃぐちゃになるみたいに感動してた。彼らに初めて夢中になった感覚が色褪せずに残ってるのが死ぬほどヤバい。新しくも全くブレない私の神作。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2. Death Cab For Cutie - "Asphalt Meadows"

愁いをロックでメロディックに染めるデスキャブの至高の作家性。“オルタナ”という表現の最高充実。スタジオAL10作目も“これぞ...!!”なデスキャブ、、、ドストライクすぎて悶絶しちゃう、、、笑。迫力でごまかさない誠実な仕上がり、ヒロイックでどこまでもカッコよくて美しい。新しい王道を切り開くような素晴らしさだったと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1. Pabst - "Crushed by the Weight of the World"

フォースフルなパンクがくれる全身で浴びるくらいの熱狂。。。身体が埋もれるくらいの音量で、心を突き動かすみたいな感情量で、生きてる歓びがバコバコ呼び覚まされる感じ。もう激烈に素晴らしかった 泣。3ピースのガムシャラな熱量、音楽のビクトリー感、本当に最高の感動があるって思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「2022年8月ベストアルバムTOP10」感想

2022年8月の最高に大好きだったやつTOP10

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10. Courtney Swain - "Augustine - EP"

ドラマチックにソウルフルに咲く夢幻のオルタナ。絶えず生々しく届くメロディアスと、どうしても拭いきれない儚さや哀傷。それでも何かを懸命に訴えようとする姿。心震えずにはいられない。もう好きすぎて耐えきれないほどの感動があった。こういう切実な想いの直感、すごく久しぶりかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9. Flipturn - "Shadowglow"

制限を感じさせないアートロックならではの解放的なエモーショナルさって本当にたまらなくて。。笑。ドリーミーで潤いのあるサウンド、音楽のスケールに比例した感情量の豊かさ、そういうの全てモノにして繰り広げる会心のアンサンブル...アルバム1枚で最高に満たされる 笑。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8. Kaitlyn Aurelia Smith - "Let's Turn It Into Sound"

モジュールシンセの宇宙アーティストによる最高にイリュージョナリーな幻覚。。。

まるで禁断の混沌を解き放つみたいにフェアリーライクな愛とデビリッシュな恐ろしさを次々に組み立てていく感じ。魅力レベルが高すぎなアートでもう泣きそうなくらい好きだよ。。。笑。今作は世界観が尚強烈だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7. Teen Suicide - "honeybee table at the butterfly feast"

アコースティックの細密な性質とノイズの過激で粗大な性質。一次元上で対極に位置するようなものがマインド上で重なり、反応し、新しい感性を切り開くとき。なんて美しい概念なのだろう。狂っていればいるほど引き立つ美があること、その不確実な何かに対する追求が、私の永遠の夢中になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6. Flight Patterns - "Flight Patterns"

私が彼らのエモに激しく思い焦がれるのは、彼らが素直で、器用で、ユースフルでフレッシュで、それでいて淡い哀しみの、とても繊細な情緒を垣間見せるから。人間味、青春、音楽愛...たった1つのバンドから、エモーショナルなものの数々が大量に溢れ出す。もうしんどくなるほど好きだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5. Why Bonnie - "90 In November"

自然と同化するみたいにそっとフォーキーでいてくれること。ときにほのかに熱を込めてロックしてくれること。彼女達の音楽にあるその風情と精神とシンパシーの全てがたまらないほど刺さってる。こんなにも優しい。なのに、こんなにも切ない。今年の晩夏の記憶を保存してくれるアルバムの1つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4. Square Peg Round Hole - "Reservoir"

音楽によって心の中に物語が生まれる瞬間を愛してる。情熱を得たり、幻想と出会ったり、音楽による感情的な体験を愛してる。彼らはアンビエントとポストロックの無二のアプローチで、その瞬間のこと大切に大切に描いてくれた。それがたまらなく嬉しかった。M2の感動が忘れられない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3. Nutrients - "Different Bridges"

静かに満たされる軽量低密度のゆったりメロディー、時間の流れを何倍もスローにさせるようなチルアウトグルーヴ。。。この人達のポストロック、まるで現実の不安要素を一切無にするようなパワーだけど...私もその能力欲しいよ!!笑。もう別格なリラックス力でM6あたりからずっと笑ってた 笑。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2. David John Fitzpatrick - "You Are Ours"

ピアノ・ストリングスメイドのナチュラリズム。羽ばたく鳥と黄昏の空のフィーリング。そのバラードは、この世界を定義付ける自然の理の、何かかけがえのない音がしていた。胸が引き裂かれるほど切なくて苦しいのに、それでも痛いほど大好きでいる。眼球が真っ赤になるまで泣いてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1. Stella Donnelly - "Flood"

味方でいてくれるような距離感、冷え切った心を暖める温度感。私のことを受け止めてくれる、ステラの宝物のようなピュアネス。従来までなかったピアノの広くて深い音色は、音楽上で彼女のその人格を大きくしてるみたいだった。もう何もかも愛してる。今作も私のマスターピースだった。