「2022年8月ベストアルバムTOP10」感想
2022年8月の最高に大好きだったやつTOP10
(コメントは過去にTwitterに投降したキャプション)
10. Courtney Swain - "Augustine - EP"
ドラマチックにソウルフルに咲く夢幻のオルタナ。絶えず生々しく届くメロディアスと、どうしても拭いきれない儚さや哀傷。それでも何かを懸命に訴えようとする姿。心震えずにはいられない。もう好きすぎて耐えきれないほどの感動があった。こういう切実な想いの直感、すごく久しぶりかもしれない。
9. Flipturn - "Shadowglow"
制限を感じさせないアートロックならではの解放的なエモーショナルさって本当にたまらなくて。。笑。ドリーミーで潤いのあるサウンド、音楽のスケールに比例した感情量の豊かさ、そういうの全てモノにして繰り広げる会心のアンサンブル...アルバム1枚で最高に満たされる 笑。
8. Kaitlyn Aurelia Smith - "Let's Turn It Into Sound"
モジュールシンセの宇宙アーティストによる最高にイリュージョナリーな幻覚。。。
まるで禁断の混沌を解き放つみたいにフェアリーライクな愛とデビリッシュな恐ろしさを次々に組み立てていく感じ。魅力レベルが高すぎなアートでもう泣きそうなくらい好きだよ。。。笑。今作は世界観が尚強烈だった。
7. Teen Suicide - "honeybee table at the butterfly feast"
アコースティックの細密な性質とノイズの過激で粗大な性質。一次元上で対極に位置するようなものがマインド上で重なり、反応し、新しい感性を切り開くとき。なんて美しい概念なのだろう。狂っていればいるほど引き立つ美があること、その不確実な何かに対する追求が、私の永遠の夢中になる。
6. Flight Patterns - "Flight Patterns"
私が彼らのエモに激しく思い焦がれるのは、彼らが素直で、器用で、ユースフルでフレッシュで、それでいて淡い哀しみの、とても繊細な情緒を垣間見せるから。人間味、青春、音楽愛...たった1つのバンドから、エモーショナルなものの数々が大量に溢れ出す。もうしんどくなるほど好きだった。
5. Why Bonnie - "90 In November"
自然と同化するみたいにそっとフォーキーでいてくれること。ときにほのかに熱を込めてロックしてくれること。彼女達の音楽にあるその風情と精神とシンパシーの全てがたまらないほど刺さってる。こんなにも優しい。なのに、こんなにも切ない。今年の晩夏の記憶を保存してくれるアルバムの1つ。
4. Square Peg Round Hole - "Reservoir"
音楽によって心の中に物語が生まれる瞬間を愛してる。情熱を得たり、幻想と出会ったり、音楽による感情的な体験を愛してる。彼らはアンビエントとポストロックの無二のアプローチで、その瞬間のこと大切に大切に描いてくれた。それがたまらなく嬉しかった。M2の感動が忘れられない。
3. Nutrients - "Different Bridges"
静かに満たされる軽量低密度のゆったりメロディー、時間の流れを何倍もスローにさせるようなチルアウトグルーヴ。。。この人達のポストロック、まるで現実の不安要素を一切無にするようなパワーだけど...私もその能力欲しいよ!!笑。もう別格なリラックス力でM6あたりからずっと笑ってた 笑。
2. David John Fitzpatrick - "You Are Ours"
ピアノ・ストリングスメイドのナチュラリズム。羽ばたく鳥と黄昏の空のフィーリング。そのバラードは、この世界を定義付ける自然の理の、何かかけがえのない音がしていた。胸が引き裂かれるほど切なくて苦しいのに、それでも痛いほど大好きでいる。眼球が真っ赤になるまで泣いてしまった。
1. Stella Donnelly - "Flood"
味方でいてくれるような距離感、冷え切った心を暖める温度感。私のことを受け止めてくれる、ステラの宝物のようなピュアネス。従来までなかったピアノの広くて深い音色は、音楽上で彼女のその人格を大きくしてるみたいだった。もう何もかも愛してる。今作も私のマスターピースだった。