「2022年6月ベストアルバムTOP10」感想
2022年6月の最高に大好きだったやつTOP10
(コメントは過去にTwitterに投降したキャプション)
10. Forgiveness - "Next Time Could Be Your Last Time"
迷い込んだ超自然的な世界の中で、何かが私を呼んでいる。アトモスフェリックな音響、ミステリアスな音粒、何かが私のことをじっと見つめている。そこに存在しているのに、手が届かない。こんなにも惹かれているのに、美しいのに、永遠に辿り着けない。『次が最後かもしれない』
9. Kidswaste - "Colors of Your Heart"
無色だった心がハイファイなエレクトロニカでカラフルに色づく瞬間。そのとき私は何か運命的な出会いをするみたいに美しいもので目を覚ます。あまりにもツボすぎて発狂しながら泣きそう。感情に直接的な作用を受ける音楽の本質的な体験そのものだった。表題も死にそうなくらい好き。
8. Bartees Strange - "Farm to Table"
「エモ率の高いギターロックをソウルフルにガツンガツンと演ってくださり、、、本当にありがとうございます...!泣」ってなってた 笑。めちゃパワフルなのにハードすぎないザ・適確な器用さのセンス...マジでこの人のロックの安定感大好きすぎるなって思う。M5以降のしんみりパートからフィナーレまで、アルバムフルで素晴らしい。
7. Infant Finches - "Sci-Fi Immune"
マニアックなポストロックの中毒ってあると思うのだけど、このバンドはもうそれが尋常じゃないくらい強力だった、、、サイケなのに鮮明としてて、変則的なのに丁寧で、現実的なのにファンタジック。アルバムに私が求める自在と個性が最高に詰まってる。私がとてつもなくハマるバンドだった。
6. Perfume Genius - "Ugly Season"
コンテンポラリーとバロック、リアリスティックとロマンチック、苦悩と愛。様々なものを捧げて、様々なものを溶け合わせて、私に得体の知れない驚異と美しさを見せていた。ボロボロであるのに、絶望しているのに、華々しさだけは残されていた。なんて強力な光なのだろう。その希望は、私の生命にまで直結するような感動になる。
5. Robocobra Quartet - "Living Isn't Easy"
ベース×2、サックス×3というバンド編成の時点でもうゾクゾクが止まらなくて、、、笑。実際アンサンブルの反応で怪物的な感情を創り出すようなカオスチックなポストパンクの感じ、black midiとかCrack Cloudクラスに異質で革新的で本当に素晴らしすぎると思う。最近こういうダークホース的なバンド多すぎな気がする...笑
4. Day Wave - "Pastlife"
Day Waveの夏の夕方みたいなフィーリング。散歩がてら自転車に乗るみたいにひたすら気持ちよくて、何気ないひと時でも愛おしくて切なくなるみたいに思いがギュッと詰まってて、至上なまでに素敵なものの数々がある。好きすぎて頭おかしくなりそう。今作もドライビングなロックのインディーポップのそれを本当にありがとう。
3. Shearwater - "The Great Awakening"
アンプラグドの命とエレクトロニックの幻。アートロックで可能な限り培ったその神秘は、優しさと祈り、それら何かの愛の概念と化していた。この世界の運命のこと信じる神話のような作品。M10でボロボロにやられて泣いてしまっていた。この神々しさをいつまでも自分のコアの中に留めていたい。
1. Akusmi - "Fleeting Future"
ありとあらゆる世界を開拓した多元宇宙のようなジャズ。こんなにも未知な感動を今までに味わったことがなくて、思わず眼球が潰れそうなほど泣いてしまった。このワープは、私の生きる歓びを直接的に実感させる。これから幾つもの新しい出会いがあるのだと教えてくれる。まるで私の芸術鑑賞の生きがいを象徴した作品。